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数字が苦手な社長がやってしまう失敗で「粗利益率」を過度に大事にする方がいます。

会計事務所の担当者の方だったり、税理士さんとの打ち合わせの際にでてくるのが「粗利益率(荒利益率)」というものがあります。

この粗利益率は「(売上-原価)÷売上」という算式で表します。

意味合いとしてはその商品を売ったときに、原価を除いた利益率はどれくらいかということになります。

粗利益率は業種特性や事業構造というものを表す目安になります。

例えば、

・卸売業であれば大体10%前後

・小売業であれば大体20%前後

・理美容業であれば90%前後 など

業種ごとの大体粗利益率

業種によってある程度の利益率の目安というものがあります。

ある程度の市場価格というものがあるためそのマーケットの一般的粗利益率というものが出てきます。

粗利益率が高いということは「同じものを売っても利益が高い」ということになります。

そこで問題になるのが「粗利益率は高いほうが良い」という考えにこだわってしまうことです。

会計事務所との打ち合わせでこんな打合せしていませんか?

「今期赤字を解消するためには来期は粗利益率をこれくらい上げていきましょう」

果たして正しいのでしょうか?

無駄な部分があっての粗利益率の低下であれば改善の余地がありますが、材料や食材の質を落としてまでの粗利益率の改善は「利益の低下」を起こす原因なのです。

数字を理解した後は「数字の使い方」を学ばなければ数値に振り回されてしまうので注意しましょう。

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